くまっちです。
今回は、シェアキッチンでコーヒースタンドを営業してみた体験談その２になります。
その１はこちら↓
コーヒースタンドの営業終了後のお話です。
飲食店を営業するにあたって、必要なこと
まず、シェアキッチンで飲食店を営業の場合でも、その施設の管轄の保健所に「営業許可申請書・営業届」なるものを申請します。
そこから食品衛生責任者の資格を（持っていない人は）取ったり、保健所の人がシェアキッチン内を検査するのに立ち会ったり、申請手数料を支払ったり…なんやかんや手続きを進め、営業許可がおりれば、お店を営業することができます。
その時に「飲食店営業許可証」も交付されます。
そして、営業を辞めた時は保健所に許可証を返納し、廃業届も出さないといけません。
コーヒースタンドの営業を辞める決意をしたくまっちは、シェアキッチンの運営会社に辞めたいと伝え、最終日を迎えました。
営業後に、運営会社との契約手続きは済ませました。あとはシェアキッチンに置いてあった私物も片付けて、「もう何もやる事ないよね～？」と、すっかりすべてを終えた気でいました。
廃業届…？出してない！
廃業届の存在に気づいたのは、営業を辞めてから約一年後のことでした。
シェアキッチンの運営会社の人と話す機会があり、その人に「廃業届って出しました？」と聞かれたのです。
だっ、出してない～！てか、出さなきゃいけないの知らなかった！（心の声）
でもさあ、運営会社の人も、最終日に「廃業届出して下さいね」って教えてくれても良かったじゃん？
今更、遅いわー！
つい本音が出そうに。
いや、ちゃんと調べなかった自分が悪い。出します、廃業届。
で、さらに数か月放置する奴
改めて調べてみると、大体のサイトに「廃業した場合、なるべく10日以内には保健所に廃業届を出しましょう」と書いてありました。
10日かぁ…。もう一年以上過ぎてるし！
保健所遠いんだよなぁ…。
郵送とかじゃダメ？と思い、保健所に問い合わせたのですが、直接来ないとダメだと言われました。
ちなみに、くまっちが利用していたシェアキッチンの管轄の保健所では、電子申請・届け出システムというオンラインで手続きできる方法もあり、それを使って営業届を申請していたら、廃業届もオンラインで完了できたみたいです。
でも、当然のことながらお店を始める時は電子申請なんて知りませんでしたし、保健所に直接出向いて申請したので…。
この時、正直に廃業から一年以上経ってしまっている事を伝えましたが、絶対いついつまでに！という期限は無いようでした。
期限は無くとも「なるべく早めに出して下さい」とは言われたので、「行かなきゃな…」と思いつつ、怠け者くまっちはダラダラと放置を続けてしまうのでした。
ついに、重い腰を上げる
このままではダメだ！スッキリしたい！と、ある日保健所にむかったくまっち。
その日はたまたま空いていたのか、待ち時間もなく手続きは5分ほどで終了しました。
「飲食店営業許可証」を返し、廃業届に保健所の人から指示された所を記入するだけです。
…もっと早く来れば良かった。
でも、最後にやらかしました。
廃業届に、「営業の種類」を書く欄があり、「飲食店」と書くように指示されたのですが、なぜか急に「飲食店」の「いん」の字が思い出せず（ほんとに何で…？）、「飯」と書いて「飯食店（はんしょくてん）」になってしまったという…。
保健所の人が無言で「飯」の下に、「飲」と書き直したのが忘れられない…。
ちゃんと新しい用紙に書き直したかったのですが、言える雰囲気でもなく、そのままコピーされた控えを渡されました。
最後までバシッと決まらない切ない思い出。
みんな、お店を始める時に辞めた後の事までは調べない…よね？
飲食店を始める時の、必要な物や費用などを教えてくれるサイトはたくさんありますが、始め方と辞め方がセットになって書いてあるサイトはあんまりないんだな、と思いました。
というか、自分が見た限りほぼ無い。
確かに始める時は「これからお店をオープンさせるんだ！」と、前向きな気持ちが強いと思うので、その時にセットで辞め方も調べる人ってそうそういないですよね…。
実際、自分も調べませんでした。
でも、セットで書いてくれた方が親切かなぁ～って…。辞めた後だからそう思うのかもしれませんが。
いずれにせよ、飲食店を辞めたら廃業届も忘れずにというお話でした。
始める時より辞めた時の手続きの方が、後回しにしがち…。
「一年以上放置していたお前が言うな」と思われそうですが、早めに出したほうが精神衛生上いいです！
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
